「兄さん、それはないわよ!」
妹は、500万円の通帳のみを兄
から渡されて激怒しました・・
事の次第は、父親が遺言書を残
さずに亡くなった事から始まり
ます。
相続人は83歳の母親と、60歳代
の兄妹です。
財産は自宅と預貯金500万円のみ
です。ただ、その自宅はJR駅傍
の商業地で、売れば3億円は下ら
ない一等地です。
この自宅に同居する長男夫婦は、
ずっと親の面倒を看て来たのです
が、妹は他家に嫁いで何不住しな
い生活を送っているとの事です。
(彼女の法定相続分は1/4です)
「家は俺が守る、これで良いよな」
この一言が妹の感情を害します。
兄妹の争いに挟まれた母親は、オロ
オロするだけです。
そして税理士先生は
「ご家族で話し合って下さい」
と早々に退散です。
私は、この問題解決のお手伝いをす
る事にないましたが、何度も話し合
いを続けて奇跡的に折り合いがつき
ました(非弁行為に注意)
ギリギリ相続申告に間に合い、兄妹
の決裂は避ける事はできました。
「相続は争続が当り前」
と知る、ほろ苦い10年前のデビュー
戦でした。